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読み物 Archive

夢をかなえるゾウ

友達から、面白いからと借りて読んだ本です。

自己啓発本に分類されるのでしょう。

本屋をぶらぶらしていると、成功必勝本、成功定石本やビジネス本が所狭しと溢れています。
著者 水野敬也さんは、

「成功法則書を読んでも人が成功しない理由を解明し、そうではない本を作る」

というコンセプトで本書を執筆されたそうです。

物語は普通のサラリーマンとガネーシャという象の神様が同居し、ガネーシャの課題をサラリーマンが実践しながら進行します。

本屋の本棚に溢れている本と違う点は、決して形式ばってなく肩もこりません。

ここで登場するガネーシャ神は大食い、ズボラでタバコまで吸う神様ではありますが、その中に憎めない愛らしさとユーモア、またサラリーマンに対する愛情が見え隠れします。
時には喜怒哀楽、赤く眼を腫らすとても人間味にあふれている神様なのです。

夢をかなえるゾウ夢をかなえるゾウ 水野敬也 (著)

ガネーシャ神の教えは、カーネギーさんの本とかに書いてあることと同質なのですが、ガネーシャ神の人柄(神柄)からか全く押し付けがましくないのです。
少しずつサラリーマンとガネーシャ神が絆を深める様にとても著者の優しさと酸っぱい照れくささを感じます。


巻末にビル・ゲイツやらスティーブ・ジョブスが居並ぶ中、マリアナ海溝ヤフオクが偉人索引としてインデックスされているのはウケましたが(笑)

福永武彦

先日、本屋をうろついて手に取った本。

最初に書いておくと自分からは人にオススメできない小説です。

今回ばかりは、主人公の心境気持ちが俺の心に痛すぎた。

場面場面で自分自身の過去、現在の負い目などが、頭を駆け巡って這いずりまわる。

決して自分自身のことを解決してくれる本ではないけど、自分の心の中ので自分自身が隠し嫌な部分をエグリだして考えさせてくれた。

ただ心の殻に頑く仕舞い込むだけじゃなくて。

ほんとに痛すぎた。

状況の変化、時の流れによるところもあるんだとはおもいますが。

忘却の河 福永武彦

忘却の河 福永 武彦 (著) 新潮文庫


思わず買ってしまった経緯。
その1:
「忘却の河」というタイトルが気にかかってしまい。
ギリシャ神話に出てくる河かな。日本じゃ「三途の川」ってとこでしょうか。

その2:
福永武彦(著者) 福岡県に生れる。 と同郷意識より。
あとでgoogleで調べてみると、二日市 大宰府の近くの生まれだそうです。

その3:
ブックの帯に「人生に二度読む本」とあったから。 ← かなり単純な己がいますね(笑)

お話は7部構成となっており、家族の家長の自伝より始まり、その家族と関連する人ごとに章が分かれ話が進展していきます。

時代背景は戦中から戦後30年にかけて、過去の罪、死、孤独、愛とかなり重いテーマを元に成り立っていきます。

内容が重いだけにあまり時代の古さを感じることはありませんでした。

第一章での主人公は、「過去から現在まで想いを込めた石」を河に捨てることによって、過去の負い目や罪の想いと決別しようとの意識で河に捨てたんだと自分は感じた。

この家長が主人公となり最終章に登場しますが、そこに人間臭さが見えるとこがあります。
主人公が過去の負い目、罪を受容したんだと己は思う。

妻や娘たちの章もそれぞれ、家族との壁があり苦悩します。

最終章では、受容し壁を超え、ハッピーエンド的な気軽さは微塵も無いですが、それぞれが平穏に生きていける環境になったのではないかと感じている。

すべて読み終えて「己がつらく感じた時、また読み返すだろうな」と一番に思った。

今回の記事は、己(←おのれと書いて「おれ」と読む)を使いましたがカブレている現れでしょう(笑)

<オススメできない理由>
あまりにも内容が暗く、陰惨でドロドロとしすぎるのです。
それぞれの章は、主人公の不安や恐れ、負い目で溢れています。
己が思うに元気つけようとオススメする本ではないと感じています。
決してハッピーではないのです。

だけども己にとっては財産となったので記事にした次第です。

秋の夜長

R25というフリーペーパーで紹介されていた本。

『ウェブ社会の思想』

実はまだ読んでも買ってさえもいませんが、レビュー記事ににピンとくるところがあったので感じままに書いておきたいと思います。

情報化が招き寄せる「宿命」に繰り返し言及する。が、この「宿命」という言葉が非常につかまえずらい。
ネットとケータイに代表される情報化によって、選択肢は増えているのに(増えているがゆえに)、自分に関わる様々な情報に”選ばされている”感覚とでも言ったらいいのだろうか。

ネットとケータイで得られる情報はいまや膨大である。
全世界のネット利用者は、2000年の4億2,000万人から大幅に増加し、2005年に10億人を突破したという。情報が水面の波紋のごとく一瞬で伝播するわけだ。

考えるより、InternetExplorerでgoogle開いてで検索することで的確な解が瞬時に出てくることは体験から十分理解できると思う。
自分自身で創造し考え、創り出す能力が確かに減退していて、またその情報に対して民意というか・・・普遍的な格付け(ランキング)が施されていることもままあり、なんでも既成のものだと感じる。

なんでもデータベース化されて、標準偏差を出せばいいってもんでもない気がする。

ただSMAPの唄じゃ格好はいいけど、
世間一般から見た異端で生きるのは、相当な意志の強さとポリシーがなきゃできることじゃない。

この本を買うことはなさそうだ。

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